雑記 2nd Edition

日々のさまざまなことを、つらつらと。

自分の人生の主役は自分である。

当たり前っちゃあ当たり前なんですけども。

昨今よく耳にする「毒親」というターム。
うちの親はそれだなあと,いくつもいくつも思うところがあり,今は母親とは距離を置いています。かれこれ2年以上。


うちの母親がどんな毒親なのかは事細かには書きませんけども,結局のところ「娘の人生だろうが私がこのステージの主役なのよ!」という感じでござひます。常に自分が中心じゃなくちゃいやな人。常に自分がキーパーソンでなくちゃいやな人。常にすべてをコントロールできる立場にいないといやな人。

私にはまだ子供がいないので何とも言えないところではあるんですが,子供の人生と自分の人生は別物だと思えない親って少なくないもんなんでしょか。
うちの親は思えない人です。間違いなく。私が10代の頃,中学生くらいからか,それなりに自我もあって自分の人生をどんなものにしようかって考えるようになった頃,あまりに過干渉な母親に「お母さんと私は別の人間なんだから」と主張したところ,烈火のごとくお怒りあそばして,以後20年以上に亘って,親子喧嘩な場面になると必ず

「あんたはどうせお母さんとは別の人間だしねっ。生意気なっ」

と蒸し返されておりますた。
どんだけ根に持ってるんだ。

遅まきながら人生の伴侶を得ることができ,家庭を築くようになってから,母親の毒レベルが過剰に上がったため(はぐれメタルでも狩ったんだろうか),夫との幸せを優先することにし,母親とは没交渉になりました。
まあ仕送りしてるんで完全な没交渉ではないんでしょうけど。
母親と距離を置くことによって,それまで心のどこかで負っていた罪悪感や切迫感のようなものから解き放たれたような気がしています。
夫や友人と旅行に出たり遊びに行くたびに,なぜか親に対する罪悪感を抱いてしまい心の底から楽しんだり羽根を伸ばすことができてなかったんですけどね,最近は思いっきり楽しめるようになりました。

 

いつか母親との関係が氷解することもあるのかなあくらいに考えるようにしています。
親は確かに大事。親孝行できるときにしといた方がいい。正しいと思います。
でもね,子供に大事にされるのが当たり前かっていうと,そういうことじゃないと思うんです。
まずひとりの人間として尊重しあえているのか。
親子関係だって,そこからなんじゃないのかなあ。

 

もしこの先,子供を授かることができるとしたら,その子が自分自身の人生で自信もって主役として立ち回れるようにバックアップできるようにしたいなあと,そんな風に思っています。